先週は四国を横断した。
まず、松山。ミーティングを終えてホテルに戻った後、少し散策することにした。初めてゆっくりと夜の街を眺めようと思ったのだった。城下町の風情が色濃く残る中心部は、お堀端が美しい。湛えられた水にコンクリートの街並みと柳の木が写り込み、その対照性を街灯が照らし出す。何百年と変わり行く風景を写してきたお堀を見ていると、不思議と丁度1年位前に最初に松山を訪ねたことが思い出された。2007年は本当にあっという間に過ぎ去った。松山にも気が付けば軽く10回以上は来ている。
松山から高松へは、JRの特急列車で移動した。特急「いしづち号」で約2時間半、結構時間が掛かるので驚いた。途中、今治、伊予西条、新居浜、観音寺、丸亀といった四国瀬戸内海沿岸の代表的な町に停車していく。観音寺からは「加ト吉」の巨大本社ビルが見えて興味深い。一大企業城下町が形成されている。粉飾決算で企業の将来が危ぶまれいるけれど、もし万が一のことがあったら、町の将来もどうなるのだろうと思う。一蓮托生だとすると、本当に世知辛い。
高松に着くとすぐに腹ごしらえに居酒屋に向かった。
ご当地メニュー2つに舌鼓。1つが瀬戸内海の天然のナシフグ「でんぶく」の唐揚げ、ふぐの割りにしっかりとした歯ごたえがあり、身が締まっていて美味しい。そしてもう1つが瀬戸内海で揚がった大型アナゴ「べえすけ」の天ぷら、ふっくらとして脂が乗っていた。松山でも思ったけれど、瀬戸内の海の幸は旨い。
そして、高松といえば讃岐うどん。滞在時間はたった12時間程度だったけれど、うどんを3杯食べた。川福本店の生醤油うどん、さか枝のざるうどんとかぼちゃのてんぷら、松下製麺所のかけうどんと温泉玉子。どれも美味しかったけれど、さか枝の1杯は特に良かった。コシのあるもちもちの麺にあっさり味のだし。ぺろっといった。高松は、うどんが生活に溶け込んでいるのが良く分かる。さか枝なんて、朝7時から店が開いている。
高松はかなり市街地が整備されている印象だった。松山よりもより人工的なイメージ。四国行政の中心地として発展した所以だろうか、特に中心部に官庁街が形成されているのは印象的だった。香川県庁なんてものすごい近代的なインテリジェントビルに見えた。でもタクシーの運転手さんに聞いたところ、四国の中心は徐々に松山にシフトしているらしい。高松は官官接待で潤っていた部分が多く、規制強化に伴って元来商業の町として発展した松山の方が、特にここ数年は活気があるとのことだった。
松山にはまだまだ行く機会が多そうだけれど、高松もなかなか面白かった。機会があれば徳島や高知も訪ねてみたい。阿波踊りに四万十川か。
四国はホントにのどかでいいところですよね♪
高松もお気にめしていただいたようで、なんとなく嬉しいです(^o^)
「さか枝」といううどん屋さんは知らなかったんですが、今年は行ってみたいなぁ。
高松の駅の近くなんでしょうか??
私の今年の目標のひとつ。
愛媛の空港で無料ぽんじゅーすを堪能する!
駅でも無料にしてくれたらいいのに(笑)
投稿情報: うーちゃん | 2008-01-20 13:40
>うーちゃん
高松、本当はもっといたかったんだけれど、とんぼ返りでした。
でも近い内に再訪しようと計画しています。
さか枝、美味しかったよ。県庁の裏手にあります。
松山空港の無料ぽんじゅーすって??
投稿情報: Shibuya | 2008-01-20 18:21
私はまだ徳島行った事がありませんが、
弟が徳島大学にいるので、弟が卒業する前に来年あたり阿波踊りを見に行ければと思っていますw
いいとこらしいですよ、徳島も。
投稿情報: erica | 2008-01-21 02:44
>erica
なんか阿波踊りは街中が酔っ払いで溢れ返るらしいね。
想像しただけで胸が高鳴るのは僕だけでしょうか。
投稿情報: Shibuya | 2008-01-21 22:37